NKの映画日記~今日の映画はこれで決まり~

映画鑑賞がとにかく大好き!そんな私が、鑑賞した映画の感想を記録していきます!

これが最後の食事だ。映画「グリーンブック」作品情報 あらすじ 感想 評価(ネタバレ注意)

ようやく観に行くことが出来ました映画「グリーンブック」。

数々の賞を受賞し、アカデミー賞作品賞も受賞されましたね。

 

笑うときは笑って、泣くときは泣いて、

何事にも全力で、100%でやるべきだな。

 

今回は映画「グリーンブック」を

実話なの?主題歌は?

などに触れつつご紹介していく。

 

 

作品情報

タイトル

グリーンブック

原題

Green Book

公開年

2019年

監督

ピーター・ファレリー

脚本

ニック・ヴァレロンガ、ピーター・ファレリー、ブライアン・クリー

キャスト(役名)

ヴィゴ・モーテンセン(トニー・”リップ”・バレロンガ)

マハーシャラ・アリ(ドクター・ドナルド・シャーリー)

リンダ・カーデリーニ(ドロレス・バレロンガ)

受賞歴

第91回 アカデミー賞 作品賞(2019)

第91回 アカデミー賞 脚本賞(2019)

第91回 アカデミー賞 助演男優賞(2019)

第76回 ゴールデングローブ賞 脚本賞(2018)

第76回 ゴールデングローブ賞 作品賞(ミュージカル・コメディ部門)(2018)

第76回 ゴールデングローブ賞 助演男優賞(2018)

第43回 トロント国際映画祭 ピープルズ・チョイス・アウォード(2018)

第72回 英国アカデミー賞 助演男優賞(2018)

第90回 ナショナル・ボード・オブ・レビュー 作品賞(2018)

 

監督(ピーター・ファレリー)プロフィール

名前

ピーター・ファレリー

生年月日

1956年12月17日

出身地

アメリカ合衆国 ペンシルベニア州 フェニックスビル

職業

映画監督、脚本家、プロデューサー、小説家

主な作品

ジム・キャリーはMr.ダマー」(1994)

メリーに首ったけ」(1998)

「ふたりの男とひとりの女」(2000)

「愛しのローズマリー」(2001)

ふたりにクギづけ」(2003)

「2番目のキス」(2005)

「帰ってきたMr.ダマーバカMAX!」(2014)

受賞歴 

 

ゴールデンラズベリー賞 最低監督賞「ムービー43」(2013)

 

脚本家(ニック・ヴァレロンガ)プロフィール

名前

ニック・ヴァレロンガ

生年月日

1959年9月13日

出身地

アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ニューヨーク市 ブロンクス

職業

俳優、脚本家、監督、プロデューサー

 

キャストプロフィール

ヴィゴ・モーテンセン

生年月日

1958年10月20日

出身地

アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ニューヨーク市

職業

俳優、詩人、写真家

主な作品

刑事ジョン・ブック/目撃者」(1985)

カリートの道」(1993)

クリムゾン・タイド」(1995)

「デイライト」(1996)

G.I.ジェーン」(1997)

ロード・オブ・ザ・リング」(2001)

ヒストリー・オブ・バイオレンス」(2005)

イースタン・プロミス」(2007)

「はじまりへの旅」(2016)

受賞歴

放送映画批評家協会賞 アンサンブル演技賞「ロード・オブ・ザ・リング王の帰還」(2003)

全米映画俳優組合賞 キャスト賞「ロード・オブ・ザ・リング王の帰還」(2003)

サテライト賞 主演男優賞「イースタン・プロミス」(2007)

トロント映画批評家協会賞 主演男優賞「イースタン・プロミス」(2007)

英国インディペンデント映画賞 主演男優賞「イースタン・プロミス」(2007)

ユタ映画批評家協会賞 主演男優賞「ザ・ロード」(2009)

ジニー賞 助演男優賞危険なメソッド」(2011)

サテライト賞 主演男優賞「はじまりへの旅」(2016)

マハーシャラ・アリ

生年月日

1974年2月16日

出身地

アメリカ合衆国 カリフォルニア州 オークランド

職業

俳優

主な作品

「ベンジャミン・バトン 奇妙な人生」(2008)

プレデターズ」(2010)

プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命」(2012)

「ハンガーゲーム FINAL:レボリューション」(2015)

「ムーンライト」(2016)

「ドリーム」(2016)

「キックス」(2016)

アリータ:バトル・エンジェル」(2018)

スパイダーマン:スパイダーバース」(2018)

受賞歴

アカデミー賞 助演男優賞「ムーンライト」(2016)

全米映画批評家協会賞 助演男優賞「ムーンライト」(2016)

ニューヨーク映画批評家協会賞 助演男優賞「ムーンライト」(2016)

ロサンゼルス映画批評家協会賞 助演男優賞「ムーンライト」(2016)

放送映画批評家協会賞 助演男優賞「ムーンライト」(2016)

放送映画批評家協会賞 アンサンブル演技賞「ムーンライト」(2016)

全米映画俳優組合賞 助演男優賞「ムーンライト」(2016)

全米映画俳優組合賞 キャスト賞「ドリーム」(2016)

 

あらすじ

時は1962年。ニューヨークのナイトクラブで用心棒を務めるトニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)は腕っぷしはもちろんハッタリも得意で、ガサツで無学だが、家族や周囲から愛されていた。

 

ある日、トニーは「神の域に技巧」を持ち、ケネディ大統領のためにホワイトハウスで演奏したこともある天才ピアニスト、ドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)のコンサートツアーの運転手として雇われる。まだまだ人種差別が根強く残る時代になぜか、黒人にとって制約と危険の多い南部を目指すシャーリー。

 

粗野で無教養なイタリア系用心棒と、インテリな天才黒人ピアニストという何もかも正反対な2人が、黒人用旅行ガイド<グリーンブック>を頼りに、ふたりはツアーへ旅立った。

 

結末

様々な黒人差別を受けながらも、ツアーの最終目的地のホテルに到着したリップとドク。しかしそこでもドクは黒人差別を受ける。

 

リップと過ごすうちに少しずつ変わっていくドクは、今までどんな差別を受けても笑顔で対応していたが、とうとう怒りをあらわにする。

 

そして彼は演奏会を勝手に中止にしたのだ。

 

それからドクとリップは近くにある黒人が集まるバーへと足を運んだ。

そこでドクはステージに立ち、ピアノを弾くのだった。

その姿は、今までの演奏会のどの姿よりも楽しそうだった。

 

そのバーを後にした彼らは、リップが家族とクリスマスを過ごせるよう、急いでニューヨークへと向かう。

 

しかし外は真っ暗、しかも大雪。

眠気もあり、リップは家族とクリスマを過ごすことを諦めた。

 

かと思えば、車はリップの自宅の前。

そのリップは車の後部座席で寝ていた。

 

なんと、ドクが運転してくれたのだ。

 

あっさりとリップに別れを告げ、去るドク。

無事リップは家族とクリスマスを過ごすことが出来た。

 

しかしドクとの別れにどこか悲しみに浸るリップは、

なかなか家族とのクリスマスを楽しむことが出来なかった。

 

その時、家のインターホンが鳴る。

扉の前にはドクがいた。

 

家族や親戚にドクを紹介し、物語は終わる。

 

感想

本当に優しい映画でしたね。

鑑賞後は、笑顔で幸せな気持ちで映画館を出ることが出来ました。

 

心にじんわりと、響くセリフもいくつかありました。

 

だけど、人種差別にはとても心が痛くなりました。

正直、歴史にはあまり詳しくないにですが、ここまでだとは思っていませんでした。

 

黒人は洋服屋さんで試着をしてはいけない。

白人とは別の、明らかに汚いトイレを使わなくてはいけない。

黒人だから、このレストランでは食事はしていけない。

 

様々な差別がありました。なんで?ここまで?

同じ人間なのに。歴史に縛られて、おかしいよ。

しかもこれがすごい昔のことならまだしも、

つい最近までのことなんだから、声を失ったよ。

 

最初は黒人が使ったコップを捨てるほど黒人に対して偏見を持っていたリップ。

しかし、ドクと出会い、純粋にドクのピアノの惹きこまれていました。

 

正反対の2人が、互いに影響されて、

互いが必要とし、必要とされ、深い永遠の友情を手に入れ、温かい気持ちになれました。

 

クッスって笑えるシーンもあって、特に私が好きだったシーン。

それは、リップとドクが車の中でフライドチキンを食べるシーンです。

 

頑なに手で食べることを拒んでいたが、リップに無理やり渡され食べることになったドクが、骨はどうするのかと尋ねます。

それに対し、リップは窓の外に骨を捨てます。それを見てドクも真似て骨を窓の外に捨てます。それに紛れてリップはドリンクのカップも窓の外に投げ捨てます。

ドクは見逃しませんでした。車を戻させ、彼にそのカップを拾わせるのでした。

 

ドクの真面目さ、ちゃんとそれに従うリップに笑えましたね。

 

次に私が好きだったシーンは、

2人が大雪の中ニューヨークに帰る道中です。

 

彼らの後ろにはサイレンを鳴らすパトカーが近づいてき、案の定2人は止められます。

以前にもパトカーに止められ、彼らには良い思い出がありません。

また何か良くないことが起こるかも、そう思っていました。

 

しかし1人の警官は、彼らの車がパンクしていることを知らせてくれただけでした。しかもタイヤ交換をする時に、他の車がぶつからないように見てくれたり、おまけに別れ側にはメリークリスマスと言ってくれました。

 

ずっと黒人差別を受けていたドクに、優しさが降り注ぎ、

人生捨てたもんじゃないんだ。

皆が冷たいわけじゃないんだ。

そう強く思わされました。

だから人生は素晴らしいんだと思います。

 

思ったよりも難しくなく、シンプルな映画でした。

130分を、有意義な時間にすることが出来ましたね。

 

名台詞

「何事にも100%でやる。笑うときは笑う。泣くときは泣く。食事も、これが最後も食事だと思え。」

やるからには全力でやるべきですね。中途半端なんて、もったいないですよ。

 

「才能だけじゃ足りない。勇気だって必要。」

確かに、才能があってもそれを使う勇気がなくちゃダメですね。

さらには次のレベルに行くのにも勇気が必要ですね。

ずっと同じ場所に留まっていたら、いつか飽きが来ちゃいますよね。

 

「寂しいと思ったら自分から先手を打つべきだ。」

寂しいって思うのは、誰しもあると思います。

そこで誰かに甘えられるかですよね。

思ってるだけじゃなくて、いかに行動に移せるかってことですね。

 

実話なの?

この作品、実話なのです。

物語が終わりエンドロールにいくとき、彼らの実際の写真が流れます。

 

主題歌は?

あの予告で使われている楽曲はいったい何か。

あれは「アイ・カウント・オン・ミー」と言う名前で

アヴィーチーとアロー・ブラックの楽曲です。