映画「バード・ボックス」 作品情報 あらすじ 感想 結末(ネタバレ注意) 謎の「何か」の正体。
CMなどで大々的に宣伝されていた映画「バード・ボックス」。
アメリカでは目隠しをして危険なことに挑戦する「バードボックスチャレンジ」がはやり話題に。しかしそれは危険な行為として、Netflixからは注意喚起がされるまでに。
今回は海外で話題になった、「バード・ボックス」をご紹介していく。
作品情報
タイトル:バード・ボックス
原題:Bird Box
公開年:2018年
監督:スサンネ・ビア脚本:エリック・ハイセラー
キャスト:サンドラ・ブロック(マロリー)
トレヴァンテ・ローズ(トム)
ジョン・マルコヴィッチ(ダグラス)
あらすじ
妊娠しているマロリー(サンドラ・ブロック)は、ある日突然訪れた世界の終り、人類滅亡の危機に直面する。
謎の「何か」を見てしまった者たちは、次々と自らの命を絶ってしまったのだ。
それから5年。世界の人口は激減してしまった。
マロリーに出来ることは、残された幼い命を守り、決してその「何か」を見ないこと。
5年間、ここまで生き延びてきた母親が2人の子供を連れて、安全の地を目指す危険な旅に出る。
その旅に待ち構えていたものとは。
一体その「何か」とは何なのか。
感想
初めに言おう。
この映画を鑑賞しても謎の「何か」の正体は出てこなかった。
謎は謎のまま、物語りはエンドロールを迎えるのだ。
ここからは私が思う、その「何か」に対する見解だ。
一体その「何か」とは何だったのか。
それは人間の内側、深い深い、それは奥深いところにある「闇」なのではないかと感じた。それはきっと、嫉妬や憎しみ、嫌悪のようなものではないか。
だから既にその「闇」を強く持っていた者は、自ら命を絶つことはなく、より幸せを感じられることが出来たのではないか。
正解は分からず、謎は謎のままだが私は鑑賞者それぞれの、その「何か」があっていいのではないかと思う。
次々と人々が命を絶ち街中がパニックに陥っている初めのシーンには、開いた口が塞がらなかった。
5年前と5年後が同時進行していくが、混同することはなかった。
むしろ時間が合致する瞬間は、清々しさがあった。
目を隠しての演技のため、目の表情が分からないのにも関わらず、サンドラ・ブロックの演技には物足りなさはなく、素晴らしかった。
ラスト、無事安全な地に辿り着いたマロニーたち。
そこは、盲目の学校だったのだ。
見えないことへの恐怖感をずっと感じていたが、盲目の人間にとってはそれが当たり前のことなのだと気付かされ、私自身の視野の狭さにはっとした。
結末(ネタバレ注意)
川を下り、目的の安全の地を目指すマロニーと2人の子供。
しかしそこは本当に安全な地なのか、それともこれは罠なのか。
もうすぐで辿り着く、そんな時にマロリーと子供たちははぐれてしまったのだ。
「繋がりのない人間関係」という題の絵画を描いていたマロリー。
妊娠した時、心から喜べずどこか冷めていたマロリー。
しかしこの5年間で彼女は人として大きく成長していたのだ。
彼女は必死に、自分自身の命にも代えて子供たちを守ろうとするのだ。
3人は無事再会し、安全の地に辿り着けたのだ。
目を開ける3人。
彼らがいたのは盲学校だったのだ。
そこには、その「何か」に対する一切の恐怖がなく、幸せな空気で溢れていたのだ。
夢のように穏やかで、笑顔があふれる空間がそこにはあったのだ。